目次
背景
- DIKWモデルは情報の抽象度を基にした情報のヒエラルキーのモデル
- 意外とその詳細を理解していない人がいるのでメモを残す
結論
DIKWは次の言葉の頭文字を取ったものであり、情報のヒエラルキーを表す。
- データ(Data)
- 生の事実や数字、記号などの未加工の情報
- 数字や文字などの形式で客観的に表現される
- 「Data is new Oil」とも表現される
- 情報(Information)
- データに文脈や意味が付加されたもの
- 文字や画像や音声など形式でも情報は表現される
- 情報は物理的な現実を構成する基本単位とで、「It from Bit」と表現されることもある
- 知識(Knowledge)
- 情報を分析・統合し、それに基づいてパターンや原則を見出されたもの
- 不変性のある原則や法則を見出すことも含まれ、一般化した形で表現される
- 科学でいう「Scientia est potentia」
- 智慧(Wisdom)
- 知識を適切な場面で効果的に応用し、適切な判断や意思決定を行う能力
- 経験や知識や洞察力、倫理的な観点も含め、実践的かつ賢明な行動として表現される
- 仏教でいう「無明」
まとめ
- 広義の意味での情報(DIKW)の粒度や解像度、それの属する階層を意識するべき
- また、最終的にそれらはあくまで道具であり、プラグマティズム的に利用するべき